こんにちはヴェリ歯科クリニック院長の田島です。
最近流行しているはしか(麻疹)。
2018年4月月現在、沖縄や名古屋などで感染が拡大されているようです。
はしかは麻疹ウィルスにより感染するもので非常に感染力が強い感染症です。
そんなはしかの初期に起こる症状、歯医者さんで見られることがしばしばあります。
今回は歯医者さんでわかるはしか(麻疹)チェックについてまとめてみました。
歯医者さんでわかる!はしか(麻疹)の初期症状
はしかは麻疹ウィルスにより感染します。その感染力はなんとインフルエンザの30倍。
主に飛沫感染や接触感染で感染します。
同じ空間にいるだけで感染するようですので、第2種感染症に指定されています。
一度感染したら学校や保育園への登校、登園は控えなければなりません。
また大人(成人)に感染した場合は症状も強く、
特に抵抗力の落ちている妊婦さんの場合死亡率は通常の6倍にもなると言われ、流産や早産につながる可能性もあるそうです。
そんな、はしか。
発症して数日後に口の中の粘膜に白いつぶつぶしたものができます。
コプリック斑とは
引用 https://www.pinterest.jp/pin/286893438742043879/?lp=true
はしかに発症すると熱が上がり少し下がった後、しばらくして奥歯側のほっぺの裏側(頬粘膜)に白いつぶつぶしたデキモノができます。
ザラザラするので感覚として自覚できます。
この白いあわ粒状のものはコプリック斑と呼ばれています。
この時期は非常に感染力が高いので外出はなるべく控えましょう。
コプリック斑が見られてしばらくすると顔や体の皮膚に発疹ができます。
コプリック斑は、はしかの患者90%以上に見られる症状なので他の感染症と鑑別診断や、発疹が出る前の早期診断に役立ちます。
口内炎との違い
口の粘膜は体の不調が口内炎として現れます。
はしか以外にもヘルパンギーナ、手足口病、またビタミン不足による口内炎、アフタ性口内炎など多くの病気が口粘膜に症状が起こります。
しかし白いあわ粒状のつぶつぶした症状はコプリック斑独特なものです。
ご自身では判断できるわけではないので気になった場合はお医者さんで診てもらいましょう。
はしか(麻疹)の予防策と対応
はしか(麻疹)の予防にはまず予防接種が一番です。手洗いうがいマスクでは防げません。
予防接種を2回以上
もしあなたが予防接種を一回にしかしていない場合は抗体がうまく作れていない、十分できていない可能性があります。
予防接種を二回接種することをお勧めします。3回以上受けても体への影響がないので心配なさらないでください。
28歳〜30代は要注意!
現在28歳〜30代(2018年)の方は予防接種が一回しか行われていない可能性があります。
空白の世代と言われているのでもし一回しか行われていない場合は受けることも考えましょう。
自分がワクチン接種を何回受けたは母子手帳を見てチェックしましょう。
まとめ
はしか(麻疹)を歯科医院の治療で見つかった場合はまず歯科治療は中断し健康な状態になったら再開しましょう。
予防接種をして、はしか(麻疹)への対策をとっていきましょう。
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