巣鴨の歯医者「ヴェリ歯科クリニック」が発信する歯の知識

あなたの歯にオススメなのは硬い歯ブラシ?それとも柔らかい歯ブラシ?

歯磨きをする家族

こんにちはヴェリ歯科クリニック院長の田島です。

コンビニや薬局、そして歯医者さんでよく目にする歯ブラシ。

歯ブラシなんてなんでもいいやとお考えのあなた。実は歯ブラシは年齢や、歯に起きている症状、年齢によってオススメする歯ブラシが変わります。

『自分に合った歯ブラシは何?』と考えているあなた。

よかったら参考にしてくださいね。

あなたに合った歯ブラシは硬い歯ブラシ?柔らかい歯ブラシ?

硬い歯ブラシがオススメな方

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硬い歯ブラシは歯にあるプラークがよく取れます。

少ないブラッシングで効率よく汚れが取れるためこのタイプを選ばれる方も多いのではないでしょうか。主に3タイプに分かれます。

①歯周病ではない若年者

硬い歯ブラシは歯にこびりついたプラークを除去するのに効果的です。虫歯に罹患しやすい10代、20代の方に最もおすすめです。

②歯磨きが3分未満の歯磨き嫌いの人

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歯磨きは人生で一番嫌いな習慣だ。

歯磨きはあまりしたことがない。

こんなタイプは残念ですが虫歯になりやすいタイプです。

かといって難しい歯磨き指導はかえってモチベーションを下げてしまうかもしれません。

歯磨き嫌いの方は毛束の大きい硬い歯ブラシでまずは歯磨きの習慣づけをおすすめします。

③寝たきりの方、ブラッシングが難しい障害者、老人

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以前はしっかり歯磨きしていたのに、病を患ってしまった方、筋肉が衰えて十分なブラッシングができない方は硬い歯ブラシで効率よくプラーウを落とせるタイプをおすすめします。

硬い歯ブラシ使用のデメリット

硬い歯ブラシのデメリットはやはり硬い毛束のため歯と歯の間の細かい部分が磨きずらかったり歯周病でポケットのある方には毛束が太く不向きなことが挙げられます。

柔らかい歯ブラシがオススメな方

柔らかい歯ブラシは主に歯磨き上級者向け。

普段からしっかり歯磨きをされている方におすすめです。

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知覚過敏のある人

知覚過敏の誘発部位。歯の生え際部はエナメル質が薄くはがれやすいです。

この部分を柔らかい歯ブラシで磨くことで知覚過敏を抑えます。

アブフラクション、リセッションがある人

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アブフラクションとは歯の生え際がくさび状にかけた状態のこと。リセッションとは生え際の歯肉が下がってしまった状態のことを言います。

硬い歯ブラシをこの部位にあてることでさらに歯肉が下がったり、歯を削ることになりかねません。

センシティブな場所は柔らかい歯ブラシがオススメです。

コンポジットレジン、セラミックで治療を受けた人

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コンポジットレジンやセラミックを硬い歯ブラシでこすることで傷がついたり磨耗されます。

歯ブラシの繊維はポリエステルつまり同じプラスチックです。プラスチック同士でこすり合わせるとお互い傷つくようにコンポジットレジンも傷が付きます。

ステインなどの着色物が沈着しやすく虫歯のリスクもあります。

硬い歯ブラシより柔らかい歯ブラシを使いましょう。

柔らかい歯ブラシ使用のデメリット

柔らかい歯ブラシは何と言っても歯磨きが苦手な人が使うと帰って逆効果、うまく汚れが取れないことがあります。

また柔らかい歯ブラシの毛先は傷みやすく交換時期が早くなります。

まとめ

歯ブラシにはその毛束の硬さによって向いている人、向かない人に分かれます。

毎日、毎朝、毎晩、場合によっては昼間も歯磨きはしますよね。

日常生活で行う歯磨きを怠らず頑張ることで虫歯になるリスクも減ります。

これらを参考にあなたに合った歯ブラシを探してみてくださいね。

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