巣鴨の歯医者「ヴェリ歯科クリニック」が発信する歯の知識

抜歯したところに差し歯を入れる治療法~歯を削らずに済む場合~

メガネをかけたパジャマの女性

こんにちはヴェリ歯科クリニックの院長田島です。

患者さん『歯を抜いた後に差し歯を入れたいんですけど。』

歯医者さん『。。。大変申し訳ありませんが、抜いた後は歯がなくなってしまうので差し歯を作ることができないのです。』

患者さん『えー・・・』

とは歯医者さんでのワンシーン。

歯を抜いた箇所に歯を作る他の方法をご紹介します。

歯がないところに差し歯を入れる治療法~歯を削らずに済む場合~

そもそも歯を抜いた後は歯の根がなくなるため差し歯を作ることができません。差し歯を作るためにはまず差し歯の仕組みを知る必要があります。

差し歯の仕組み

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差し歯を入れるためには上図のように歯の根がなければ作れません。歯の根に歯の土台を入れその上に冠を入れます。

土台とは歯の中心部にある構造物で家でいう柱の役割があります。英語ではCORE(コア)と呼ばれているのはなんとなく通じますね。

下から

歯の根→土台→冠の順でそれぞれを接着剤で固定して歯の代用として使います。

歯の根が無くなってしまうと土台をつけることができず、また冠も入りません。

歯がないところの治療法は基本ブリッジかインプラントか入れ歯

どのサイトでも書いてあるとうり歯がない場所には人口の歯根を入れるインプラント治療、両サイドの歯と歯を削って橋渡しの差し歯を入れるブリッジ治療、金属の留め金のある入れ歯治療が基本です。

そのうち保険治療で行えるのはブリッジ治療と入れ歯治療です。残念ながら未だインプラントは保険がききません。

それ以外にお勧めな治療法をご紹介します。

歯がないところに差し歯を入れる治療〜ウェルデンツ編〜

歯がない場所に差し歯の代用としてウェルデンツをお勧めします。ウェルデンツは特殊プラスチック製の入れ歯です。

従来の入れ歯に比べ金属の留め金がない点、ピンク色の床と呼ばれる歯茎に接する箇所がないのが特徴です。

ウェルデンツ1.001

上の写真は抜歯をした場所にインプラント治療やブリッジ治療が嫌で来院された患者様の治療前治療後の写真です。

どうしても歯を削りたくないということで来院されました。歯を型取りして10日前後で完成です。患者さんに麻酔などもせず二回の来院で合計30分以内で治療は終わりました。

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上の図はウェルデンツ横の写真です。アームが両サイドの歯に引っかかりウェルデンツを支えているのがわかります。

見た目入れ歯のように歯に金属の留め金がうつることもないので若い方や見た目を気にされている方にお勧めな治療法です。

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触ると特殊なプラスチックで加工されているので柔らかく歯や歯茎にも優しい素材です。

ウェルデンツは保険治療?

残念ですがウェルデンツは保険治療ではまかなえません。自費診療として扱われているので歯科医院によって値段は異なります。

ウェルデンツの耐久年数は?

ウェルデンツをしたら永久に持つとも言えませんし2年しかもたないとも言えません。

しっかり手入れをして歯医者さんの定期検査でクリーニングを受けていれば、そうでない方よりも長持ちします。

 

ウェルデンツについてもっと詳しくはこちら

ウェルデンツについてもっと詳しくはこちら②

まとめ

歯を失ったらいろんな治療法があります。今回は歯を削らずに済むウェルデンツ治療についてお話ししました。

でもまずは歯を失わないように歯医者さんのメンテナンスを怠らないようにしてくださいね。

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