こんにちはヴェリ歯科クリニック院長の田島です。
東京も桜が満開になりましたが、春とともにこの季節、花粉症に悩まされる方も多いのではないでしょうか。
花粉症になると歯がムズムズ痒くなる。
歯が浮いたような感じがする。
など歯に何らかの症状を訴える方もいます。
今回は花粉症と歯の痛み、そして花粉症に効く口腔内ツボについてまとめました。
目次
花粉症で歯が痛いのはなぜ？
花粉症は鼻の粘膜にアレルギー炎症が起こり、鼻水や鼻炎などの鼻に何らかの症状が起こります。
鼻に炎症が起こるだけでなく稀に歯も痛くなったり、かゆくなったりと影響が波及されることがあります。
それは鼻と歯の位置がとても近いことが関係します。
花粉症で歯茎が痛い
花粉症で歯茎が痛くなることがあります。
花粉症になると体の免疫バランスが崩れ鼻にある細胞が花粉を外に出すよう鼻水が出るなど、免疫が防御機能を果たします。
お口の中も体の免疫を大きく影響受けます。
歯茎のような末端組織はその影響で一時的に炎症を受けやすくなり歯肉炎、歯周炎になりやすくなります。
花粉症で歯がかゆい
花粉症になると副鼻腔炎や蓄膿などの鼻に何らかの症状を訴える方が多いです。
その時鼻と歯の間にある上顎洞は一過性の上顎洞炎になります。
上顎洞に近接している上の歯にその影響が及ぼされると歯がかゆい、むずかゆいといった症状が起こります。
花粉症で抜いた歯が痛くなる
花粉症の時期に上の歯や親知らずを抜歯すると抜いた後しばらくたっても痛みが残ることがあります。
上の歯を抜歯した後、上顎洞と抜歯した部分が交通してしまうことで花粉症による上顎洞に及ぶ炎症が治らなくなることがあります。
花粉症でドライマウスになる
花粉症になると鼻炎が続くことで口呼吸になります。
口呼吸が慢性化することで口腔内にドライマウスの状態が続きます。
また花粉症を抑える抗ヒスタミン薬には副作用で口が渇くことがあります。
何れにしても花粉症によって口の中がドライマウスになると唾液の自浄作用がなくなり虫歯や歯周病になりやすくなります。
花粉症やドライマウスに効く口腔ケア
花粉症によって口の中が免疫低下したりドライマウスの状態にならないよう日頃から口の中を潤すよう心掛けることをお勧めします。
マウスジェル
引用 http://www.weltecnet.co.jp/concool/products/mouthjell/
コンクールマウスジェルはお口の中の潤いを促す作用があります。
適量を取りお口の中で舌や指を使って潤してみてください。
ピュリフレッシュ
引用 https://www.amazon.co.jp/ピュリフレッシュ-リカルケア-洗口液-500ml-歯科専売品/dp/B004ZX0Y5Y
ドスリカルケア、ピュリフレッシュは天然ミネラル成分含有のアルカリ水です。
口腔内PHを中和させ酸性の状態を中性に促します。
口当たりも良く低刺激なので日頃からゆすぐことで口腔内バランスを改善します。
花粉症に効くツボ
花粉症が起こる時期、口腔内に花粉症に効くツボがあるんです。
あまりに症状が辛い方はこまめに押してみてくださいね。
花粉症に効くツボは主に迎香と呼ばれ両鼻翼の脇にあるくぼみがそれに当たります。
この迎香相当部のツボを口の中で押してみてください。
場所は上唇を広げ両鼻翼相当部になります。
犬歯の根元辺りを押すと少し痛みが出るツボがそれです。
清潔な指で押すか指歯ブラシなどで軽く指圧するといいでしょう。
まとめ
花粉症で歯がかゆくなったり、痛くなったりしている方はお口の中をこまめに清潔に保っていきましょう。
オーラルジェルやオーラルリンスは歯磨き以外にお勧めする口腔ケアです。
その歯の痛みが花粉症なのか、それとも歯自身なのか分からないくらいの痛みであれば迷わず歯医者さんで診てもらいましょう。
