巣鴨の歯医者「ヴェリ歯科クリニック」が発信する歯の知識

知っておきたい砂糖依存(シュガージャンキー)を放っておけないわけ

hand holding soda can pouring a crazy amount of sugar in metaphor of sugar content of a refresh drink

こんにちは、ヴェリ歯科クリニック院長の田島です。

甘いものが好きな方、やめたくても止められないあなた。

甘いものには麻薬と同じような中毒性があるようです。

甘いものを大量に摂取し、砂糖なしでは生きていけず禁断症状が出たり、様々な罹患症状が出てしまう病気を砂糖依存症と言います。

別名シュガージャンキー。

日本のロックバンドZIGGYのボーカル 森重樹一 さんは極度の甘い物好きでシュガージャンキーであることが精密検査でわかったようです。

また首の血管にプラークがあり頸動脈プラークと呼ばれる心不全の危険性を指摘されていました。

今回は大量に砂糖を摂取してしまうと体や歯にどんなことが起きてしまうか歯医者さんならではのお話しをします。

知っておきたい砂糖中毒(シュガージャンキー)を放っておけないわけ

AdobeStock_127861495

砂糖依存は砂糖(白砂糖)を多く摂取し、それが常習的な方を言います。

砂糖依存症の人は白砂糖をそのまま食べたり、またコーラなどの飲料水を大量に飲みます。

砂糖依存症はうつ病になる

砂糖には麻薬と同じほどの中毒性があり、ストレスや不安になった時の精神抑制のため度々砂糖をとる方は多いです。

砂糖をとった時、脳内物質のドーパミンやセロトニンが多く分泌され幸福だと感じます。

砂糖をとるたびに幸福だと感じやめられなくなります。

またビタミンB1などの脳に必要なビタミンが不足し不安になりやすくなります。その結果うつ病になりやすい状態になります。

砂糖依存症は糖尿病、高血圧、心臓病になる。

砂糖を大量摂取することで体の中に糖分が多く取り込まれます。

膵臓の機能は糖を分解しますが、オーバーロードになり糖尿病になります。

糖尿病になると次第に多くの臓器が悪化し緑内障、高血圧、心臓病につながります。

砂糖依存症は咬合崩壊する

砂糖依存は一つや二つの虫歯が部分的にできるわけではありません。

複数の歯が短期的に急速に悪化します。もちろん歯磨きや定期的な歯医者さんのメンテナンスに行っていればいいのですが、歯磨きを怠ったり、不規則な生活を送っていると歯は崩壊します。

砂糖摂取は前歯が虫歯になりやすい。

砂糖中毒には独特の虫歯になる範囲があります。

500mlのコーラには角砂糖16個が入っているようにジュースを多く飲む方は前歯が虫歯になりやすいです。

前歯の表面や隣接面が白い斑点ができ、その後ザラザラしてきたら虫歯になる兆候です。

咬合崩壊になると噛み合わせが悪くなり摂食障害を起こす。

砂糖の過剰摂取によりひどい虫歯はやがて咬合崩壊につながります。

噛むところがなくなり、顎の関節に異常をきたしたり、咀嚼能力が落ちることで食べ物を断片的にしか噛めなくなりその結果摂食障害が起こります。

砂糖依存克服にはハチミツがおすすめ!

砂糖依存にはハチミツを砂糖の代用として使うことがおすすめです。

ハチミツにはビタミンBを含んだミネラルが豊富にあり甘味度が砂糖の同グラム以上なためです。

また砂糖ほどカロリーがなくまたハチミツに入っているプロポリスは殺菌効果があります。

これはアトピーや皮膚炎、花粉症に効きます。お口の中でいうと歯石抑制効果があります。

砂糖を食べたらお口の中のPHを中和させる

Woman rinsing and gargling while using mouthwash from a glass, During daily oral hygiene routine, Girl in a pink silk nightwear, Dental Healthcare Concepts

砂糖を多く取ったらすぐにお口の中の環境を改善することをお勧めします。

歯磨きをするのが面倒な方はお口の中のPHをリセットさせるドスリカルケアをお勧めします。

口の中の酸性の状態を唾液は中和させる役目があります。

しかし多くの砂糖を頻発的に摂取すると唾液の緩衝作用がうまく働かず常に酸性の環境になってしまいます。

酸性の環境が口の中にずっと続くと歯は虫歯になりやすくなります。

ドスリカルケアはこの中和させる働きを手伝ってくれます。

Unknown

→砂糖中毒でひどい虫歯の方はこちらへ