こんにちはヴェリ歯科クリニック院長の田島です。
先日のテレビ番組『中居正広のスポーツ!号外スクープ狙います!アスリートのお金事情徹底調査SP』2018年5月21日放送でアスリートの歯に関するお金事情が話題になっていました。
元体操選手の田中理恵さんは月々の歯のメンテナンス代に5千円ほど、またホワイトニングも定期的に行っているようです。
元水泳選手の松田丈志さんは自身のすきっ歯を治すために矯正治療を行った経験があるようです。
全てのスポーツ選手が当てはまることではないのですが多くのスポーツ選手は歯に人一倍気をつけているようです。今回はその理由についてお話しします。
目次
スポーツ選手が歯にそんなにお金をかけるわけとは?知ってほしいスポーツと噛み合わせのこと
かつて元福岡ソフトバンクホークス監督の王貞治さんは試合ごとに激しく歯を食いしばったことで歯が悪くなったのだとか。
マリナーズのイチロー選手も1日5回歯磨きをしているほど歯のメンテナンスに注意しているようです。
ではなぜそんなにスポーツ選手は歯にお金をかけるのか、虫歯にならないよう気をつけているのか。
スポーツをやっている人に知ってほしい噛み締めの重要性
まずは口を開けた状態でスポーツをしてみてください。例えばバッティングとか。握力を図るとか。
普段歯を食いしばっている動作の時と比べて力が入らないことがわかりますよね。この理由は頭の固定を顎の筋肉がしているからなんです。
頭を固定し体幹を安定化させることで体の操作をスムーズにさせます。
『頭の固定ってどういうこと?』
頭の骨と下顎の骨を固定する?
主に頭とは頭蓋骨と呼ばれる頭から上顎までの一体型の骨結合体と下顎骨と呼ばれる下顎の骨からなります。
実は頭蓋骨と下顎骨はくっついているわけではありません。これを主に咬筋(顎の筋肉)や側頭筋(こめかみ部の筋肉)によって寄せ上げています。
つまり下顎骨は普段はシャンデリアのように頭の骨にぶら下がっている状態です。ぶらぶらと不安定な状態でモーションを行ってもピントが合わなかったりうまく力が発揮できません。
例えばカメラの手振れ補正がない時ぶれないように筋肉を硬直させたり、脇を締めて固定して撮りますよね。それと一緒で下顎骨がぶらついてる状態では良いパフォーマンスができません。主に咬筋で噛み締めて頭の固定をしてるのです。
虫歯があったり噛み合わせが悪い人の噛み締め
パフォーマンスを行う際、奥歯に虫歯があると噛むことで痛みが生じてきます。
開口反射と呼ばれ無意識に虫歯がある側の咬筋に緩みが生じます。
カメラでいう手振れ補正がうまく作動しない状態です。
こうなってくると噛み締めがうまくできずパフォーマンスがうまくできません。噛み合わせが悪いとそれが慢性化し左右の咬筋の活動量に偏りが生まれます。
スポーツ用マウスピースとは?
スポーツ用マウスピースとは主に格闘技やボクシング、ラグビーなどの接触型マススピースと野球、サッカー、テニスなどの非接触型マウスピースに分かれます。
各々の競技によってもマススピースの薄さや形状に多少の差があります。
競技中マウスピースを使用することで咬筋の噛み締めをうまくサポートさせ、緩衝材があることで噛み締めた時に歯をボロボロにさせません。
マウスピースがあれば虫歯があっても、噛み合わせ悪くても大丈夫?
いいえ。虫歯があることで普段の筋肉に差異が生じます。痛いところをかばうように筋肉が使われるとその筋肉だけ発達します。顎の位置も変わってしまいます。そうなると咬筋だけでなく他の深層金や首回りの頸部筋肉にもズレが出てきます。
虫歯は必ず直して噛み合わせが左右の奥歯が均等に接触する治療が必要です。
まとめ
歯は虫歯になるだけでなく歯周病にもなりますし、噛み合わせが強いと噛み合わせの病気(咬合性外傷)にもなります。
スポーツをされる方であればしっかりパフォーマンスできるよう歯のメンテナンスはマメに行うことをお勧めします。先述した田中理恵さんの毎月5000円ほどの歯科費用ですがこれはおそらくPMTCだと思います。噛み合わせのチェックや歯石、歯についた着色も落としてほとんどの歯科医院でやっているメニューです。
歯を大事にしていいパフォーマンスができるといいですね。
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