こんにちはヴェリ歯科クリニックの院長田島です。
歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)の原因については前回のブログでお話しいたしましたね。
では黒ずみはどうやって治療するのか?
歯肉の黒ずみの原因によって治療法は異なります。
目次
歯茎の黒ずみ(メタルタトゥー)の治療について
メタルタトゥーは歯茎の周囲が黒くなる現象を言います。
詳しくは前回のブログを参考にしてみてください。
実際の治療例です。
治療前
治療後
レーザー治療ガムピーリングで歯茎の黒ずみを除去
タバコのヤニ、ステイン、着色物が歯肉に染み込んだ場合はレーザーで基底層にある黒色メラニンを除去します。
皮膚科でいうしみそばかすの除去、黒子の除去と変わりません。
ダイオードレーザー、半導体レーザー、CO2レーザー、Nd−Yagレーザーなどで黒ずみは取れます。
変色した歯をホワイトニングして黒ずみを消す
歯根や歯の一部が黒くなっている場合はホワイトニングをすることで黒みが目立たなくなることがあります。
黒ずんだ歯に直接行うオフィスホワイトニングや根管治療中のホワイトニング、ワーキングブリーチまでを行い黒ずみをなくします。
変色した歯をたくさん削り遮断色を使ったジルコニアクラウンで治療
黒ずみが歯の大部分を占める場合は歯を極力削り、差し歯にて改善します。
やや大きく削ることで、遮断色を使った差し歯は、変色した歯が目立たぬよう制作できます。
金属裏打ち製のクラウンは
歯や歯茎を黒くする可能性もあるため、以降の差し歯はオールセラミックかジルコニアクラウンを推奨します。
薄い歯肉をボリュームアップさせて透けない歯肉を作る
メタルタトゥーがある歯には歯肉が薄く透けて黒く見える場合があります。
黒ずんだ歯が歯肉に透けて見えないようするには便宜的に歯肉を移植することがあります。
まとめ
黒ずんでしまったメタルタトゥーを改善させるにはレーザーピーリング、ジルコニアクラウン、歯肉移植などがあります。
金属の溶出が多くなるのであれば前もって金属からメタルフリー(セラミックやジルコニア)の差し歯をお勧めします。
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