こんにちは巣鴨ヴェリ歯科クリニック院長の田島です。
最近多くの患者さんで行っているマウスピース型矯正のインビザライン治療、歯に装置をつけて移動させるワイヤー矯正治療。
虫歯になりやすいのはいったいどちらでしょうか?
今回はどちらが虫歯になりやすいかについてお話しします。
目次
虫歯になりやすいのはワイヤー矯正?それともインビザライン?
ワイヤー矯正とは歯の表面にブラケットと呼ばれる装置をつけてブラケットの中にあるスロットにワイヤーを入れて歯を移動させる治療法です。
ワイヤー矯正は矯正治療の起源であり全ての治療はワイヤー矯正をベースに考えられてきました。
対してインビザラインとはマウスピース型の装置を1日20〜22時間ほど装着し10日〜2週間後ごとに新しいものと交換する新しい矯正治療法です。
インビザラインとワイヤー矯正、どちらの方が虫歯になりやすいのでしょう。
ワイヤー矯正が虫歯になりやすい理由
ワイヤー矯正が虫歯になりやすい理由として歯に装置が常に装着されているのでまずものが詰まりやすい
そして歯磨きがしづらい
が特徴です。
歯ブラシも装置が邪魔ですぐに毛が開いてしまいます。
インビザラインが虫歯になりやすい理由
インビザラインはマウスピース型の装置なので歯に装置をつけないと思う方もいらっしゃいますが実は少し装置をつけます。
アタッチメントと呼ばれるプラスチックの凹凸を歯に付けます。
歯磨きが苦手な人はアタッチメントの周りが虫歯になりやすくなります。
また1日20時間のマウスピースを装着していなければならないので食事の時以外はあまり外したくはないし、外すのも面倒だと思いますよね。
マウスピースを外さずにお口に物を入れたり、コーラやジュースを飲んだりするとどうなるでしょう。
砂糖を含んだ水がマウスピース内に侵入します。歯に砂糖水のパックをしているのと同じ効果なのです。
普通お口の中に砂糖を入ると唾液がある程度洗い流してくれます。しかしマウスピース内に入った砂糖水は唾液が洗い流せずそのまま虫歯になってしまいます。
結果・・・・・どちらも不適切な磨き方扱い方をすると簡単に虫歯になってしまうということです。
ではインビザライン、ワイヤー矯正にはどんな虫歯予防法があるでしょうか。
ワイヤー矯正をしている方の虫歯予防法
ブラケット周りはどうしても毛先が届かずに虫歯になりやすい環境になります。
なるべく毛先の細い歯ブラシを使ってブラケット周りを掃除しましょう。場合によってはワンタフト歯ブラシ、歯間ブラシで細かいところを磨くのもいいですね。
ブラケットの上→ブラケットの下→ワイヤー歯の中→歯と歯の間
の要領で歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使っていきましょう。
また定期的に歯医者さんのクリーニング(PMTC)を受けるのも効果高いです。
インビザラインをしている方の虫歯予防法
インビザラインをしている方はマウスピースをお口の中に入れているときは極力水分はお水程度にしてください。
どうしても食事や間食をしたい場合はめんどくさくても一度外して食べたり飲んだりしてください。
もう一度マウスピースを入れる前にできたら軽く歯磨き、できなかったらよくお水で口をゆすいでください。
アタッチメントの周辺も細かく歯ブラシで磨いてください。ワンタフト歯ブラシがオススメです。
あまり強く磨いてしまうとアタッチメントが取れたり削れてしまうので優しく磨いてくださいね。
まとめ
虫歯になりやすい人は矯正治療を受ける前にしっかりと歯磨きの仕方や歯のメンテナンス、PMTCをこまめに行うことをオススメします。
せっかく歯並びを良くするために決心した矯正治療が台無しになってしまうこともあったり、途中で中断しないといけなくなってしまうこともあります。
矯正治療を受ける場合は衛生士さんの歯磨き指導やPMTCも手厚く行っているところをオススメします。
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