こんにちは、巣鴨ヴェリ歯科クリニックの田島です。
みなさん最近よくスマホ使うようになりましたね。
私も通勤中よくスマホを使用し、パソコンに向き合う時間からスマホを触る時間が多くなっているこの頃ですが、
最近ニュースなどで取り上げられてる、スマホ首やスマホ症候群と言う言葉、ご存知ですか。
スマホ症候群とはずっと携帯電話(スマホ)を見ていることで姿勢が悪くなってしまい、背骨が曲がってしまうことを言います。
また頭痛やめまいなどが起こり常に首や肩周りの筋肉がこったりします。
『スマホを見るのと噛み合わせなんて何も関係ないんじゃない?』
いえいえ実は関係しているのです。
今回は正しい姿勢から成り立つ理想的な噛み合わせのポジションについてお話ししたいと思います。
目次
スマホを頻繁に見ることで首が傾いてしまい、結果骨の形が変わる。
①スマホを常時見ることで頭が下に傾きます。
②頭が下に傾いた状態を維持するため首まわりの筋肉に負荷が加わります。
③首まわりの筋肉に慢性的なコリが出てきて、正常な位置にもどしづらくなります。
④姿勢は首だけでなく背骨などに影響し猫背になりやすくなります。
⑤筋肉が間違った位置に働くと、次は骨、背骨や首の骨が曲がってしまいます。
このような流れでスマホを常時使うことで起きる姿勢の悪化が現在何かと話題になっています。
ではスマホ首と姿勢の関係と噛み合わせがどのように関わっているのでしょうか。
噛み合わせの関係の前に正しい姿勢の成り立ちと頭と背骨について知る必要があります。
正しい姿勢の時の頭と背骨の関係
では正しい姿勢と背骨の関係についてお話ししますね。
ちょっと難しい解説ですが、背骨の成り立ちから
背骨と姿勢
背骨(脊柱)は頸部から腰まで24個の椎骨と仙骨、尾骨でできています。
場所によって頸部よりを7個の脛椎、12の胸椎腰部では5個の腰椎ででき頭の骨、頭蓋骨は脊柱の一番上に乗っています。
ボーリング玉のように思い頭を脊柱は支えるため、適度に曲がっています。
横から脊柱を見た時に『S』の文字に似ていることでS字状カーブといいます。
脊柱のS字状カーブは衝撃に耐えられるよう緩衝能力などもあり姿勢を維持するのに重要です。
姿勢を維持するためにはインナーマッスル『脊柱起立筋』などが重要な役割をしています。しかし若い時からの姿勢の悪さ、例えばスマホばかり見たり、猫背だったりはインナーマッスルが働かず姿勢が崩れていきます。
頭と背骨
頭と背骨の連結は頚椎の一番上(環椎)との関節で行われていますが、頭を左右に振る能力がある、第二頚椎(軸椎)によっても機能的につながりがあります。
つまり首上部の骨で頭と背骨が支えられてます。
首上部には僧帽筋、頭板状筋、頭半棘筋などや後頭下筋群で頭を連結しています。
たくさんの筋肉が密集しているのです。
顎の筋肉と頭部の筋肉との関係
顎周りの筋肉
(咀嚼筋、表情筋、舌骨上筋など)
は首回り(頸部)の筋肉とも密接な関係し連動しています。また首回り(頸部筋群)は脊柱筋深部であるインナーマッスルとも連動しています。
姿勢の歪みによって顎の筋肉に何らかの緊張が起きてくることも不自然ではありません。
正しい顎の位置は正しい姿勢から成り立つものです。
頭の傾きで噛む位置が違う?
人間は頭の傾きで噛む位置が変わってきます。
水平位、つまり寝ている状態で噛むと通常より830〜380μm後ろに噛み込みます。
座っている状態でも頭を上げて噛むと410〜150μm後ろに噛み込みます。
もちろん前かがみに噛むと前よりに噛み込みます。
スマホ首のように常に前かがみで噛んでいると前噛みになり、それが習慣になってしまうかもしれません。
歯科と姿勢の歪みで問題になること
スマホ首で常に頭の姿勢が前かがみになってると顎の位置が前に出やすくなります。
つまり前よりで噛むような位置を習慣的に起こします。
歯科医院で行う治療で咬合採得という治療があります。別名チェックバイト。
被せ物や詰め物をつくる時に行う噛み合わせの記録だったり、噛み合わせ診断などで分析する噛んでいる位置を診るために行うものです。
以前お話しした本来の噛み合わせの位置中心位を知るのもこのチェックバイトの作業が必要になります。
しかし姿勢が悪い状態や慢性化したスマホ首での咬合採得を行うと間違った噛み合わせの被せ物や詰め物ができやすいです。
また本来の噛んでいる位置が狂ってしまいさらに噛み合わせを狂わせてしまう恐れがあります。
まとめ
通常歯科医院での咬合採得では歯医者さんが適正な方法で行いますので、噛み合わせの記録が間違うものは少ないと思います。
しかし、万年猫背になっていたり、スマホ首のようにストレートネックになられている方では筋肉に過緊張が出たりと少なからず噛み合わせに影響が出てくるのではないでしょうか。
①スマホのしすぎ
②猫背や姿勢の悪さが慢性化する
③背骨の変形や筋肉の過緊張
④噛む位置(顎位)の不安定化
⑤噛み合わせの不具合
のようになることを避けるためにも
正しい姿勢と正しい顎の位置を知るため、できる限り姿勢をよく心がけましょう。
首回りや顎周りのストレッチも有効ですよ。
ヴェリ歯科クリニックの歯科治療
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