巣鴨の歯医者「ヴェリ歯科クリニック」が発信する歯の知識

スマイルから診る審美歯科治療。前歯が長い、短いを改善するために知っておきたいこと

closeup of smile with white healthy teeth

こんにちは、巣鴨ヴェリ歯科クリニックの田島です。

昔のCMで『芸能人は歯が命』てセリフありましたね。

歯は第一印象にとても影響します。人が人を見た時に最初に見るところが目、二番目に見るところは歯と言われています。

特に上の前歯に関しては笑った時や、話ている時にとても目立つ歯ですよね。

真ん中の前歯(中切歯)を治療されている方、またこれから治療予定の方。

『私の前歯、思ってたより短いな。長いな。』や

『綺麗な前歯を作ってもらいたいな。』

など感じている方いませんか。

今回はそんな綺麗な前歯を作りたい審美歯科についてのお話です。

笑顔から前歯のデザインを作ることについてお話いたします。

スマイルからデザインする審美歯科治療

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前歯を設計する時に一番大事なのは真ん中の前歯の長さ、位置になります。

前歯は短くても長すぎても綺麗には見えません。

この前歯の位置のことをインサイザルエッジポジションと言います。

インサイザルは前歯のこと エッジは先端、ここでいう前歯の先のこと、

前歯の先端の位置を決めることが前歯の審美歯科を行う上でとても大事なことと言えます。

ではインサイザルエッジポジションを笑った時のスマイルからどうデザインするのでしょうか。

以下に挙げます。

①軽く笑った時の歯の位置は上唇から男性は2〜2.5mm女性は3〜3.5mm出てる

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軽く笑った状態をアベレージスマイルといい、標準的な笑みをした時に上の唇から男性の方で2mm前後、女性の方で3mm前後でたところにインサイザルエッジポジションがあると言われています。

欧米人の女性では3.5mmですので日本人女性はこれよりやや短い方が綺麗と言えます。

これは白人に対してアジア人の歯が小さいことから考えられます。

歯(インサイザルエッジポジション)の上下的な位置関係(長いか短いか)はこの指標から参考にします。

②ドライウェットラインの位置に歯がある

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ドライウェットラインとは下唇の乾いたところと潤んでいるところの境の線を言います。

前歯の先端はこのドライウェットライン上にあることが審美的であると言われています。

歯がドライウェットラインよりはみ出ていると出っ歯のように見えることがあります。

また中に入りすぎているのも審美的にはなりません。

歯の前後的な位置関係(前に出すか後ろに引っ込めるか)はこの指標を参考にします。

③スマイルラインとの連動性が取れているか

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笑った時の下唇の淵を連ねた曲線のことをスマイルラインと言います。

前歯6歯、犬歯から犬歯の先端を連ねた線がこのスマイルラインと調和取れている(同じようなライン)場合、審美的な歯に見えます。

前歯6歯の連ねた線がスマイルラインと真っ向な場合は、審美的ではありません。

④力を抜いた時に前歯が下唇に当たるか当たらないかがベスト

人は普段から口を閉じているわけではありません。唇同士はくっついているかもしれませんが歯同士は離れています。

力を抜いてほんの少し口を開いたリラックスしている状態を安静時と言います。

安静時に上の前歯がほんの少し開き、先端が下の唇に軽く接している状態が適しています。

スマイルでデザインする審美歯科はあくまで参考程度に!

上記の4項目を知っていると比較的、審美的な前歯を作ることができます。

しかし人間、もともと唇が分厚い方もいますし、笑顔が苦手でできない方もいます。

引きつった笑顔を指標に前歯を作りかえって審美的でない差し歯を作りかねません。

スマイルデザインでの歯のインサイザルエッジポジションの決定はあくまで参考程度に考えておくべきと言えるでしょう。

また重要なのは、下の前歯との噛み合わせを考えなければなりません。

上下の前歯で作るアンテリアガイダンスも考慮しなければなりません。

アンテリアガイダンスについて詳しくはこちら

スマイルデザインばかりに固執して噛み合わせがおろそかでは綺麗な差し歯も数年しか持ちません。

最後は患者さんとのコミュニケーション

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いくら審美的な歯を歯医者さんが考えながら製作しても患者さん本人が綺麗でないと判断すれば、綺麗なものと呼べません。

標準より、短い方が好きな方もいますし、長い方が好きな方もいらっしゃいます。

最後は患者さんと歯科技工士さん、歯医者さんの3人で一つの目標に向かうことが大事なのです。

そのためには3人で上手にコミニケーションしながら煮詰めあうことが必要です。

治療を行う前に!知ってほしいワックスアップ

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やみくもに審美歯科治療に向かうだけではかえってトラブルの元になりかねません。

治療の前に患者さんが思っているような歯を具現化させたワックスアップ、モックアップを作るとよりコミニケーションがうまく進みます。

治療前に『私は将来こんな歯が入るんだな。』

とシュミレートが出来るからです。

ワックスアップはまた歯科技工士さんとの連絡ツールにも使えます。

ワックスアップについては詳しくはこちら

まとめ

綺麗な前歯を作るために知ってほしいスマイルデザインのことを今回お話しました。

審美歯科で前歯を作る場合はスマイルデザイン以外にも色々な指標でデザインしています。

『私の歯は審美的かな?』

と感じたら是非鏡の前でチェックしてみてください。

 

あくまで参考程度に。。。