(出展:https://www.instagram.com/wakatsukichinatsu/)
こんにちは、巣鴨ヴェリ歯科クリニックの田島です。
最近テレビを観て思ったこと。
若槻千夏さんの歯って以前と比べて変わりましたよね。
なんだか顔になじんだというか、自然感が出たように感じます。
昔はこんな歯ではなかったようなイメージでした。
ふと気になってちょっと前の写真を見ると
(出典: http://wbcdragon.net/img/usr/151104183234545889.jpg)
どうでしょう。なんとなくわかりますか。歯のバランスが変わっているのです。
それよりもっと前の写真です。
(出典: http://wbcdragon.net/img/usr/151104183234545889.jpg)
ここまでくると歯並びが大体的に変わっているのがわかるでしょう。
では一体歯のバランスとはなんなのでしょう。
今回は審美歯科で知ってほしい歯のバランスについてお話しいたします。
目次
若槻 千夏さんから探る!歯のバランス
歯を綺麗に作りたい。せっかく綺麗な差し歯を作るのだから芸能人のような歯にしたい。そしてバランスの良い歯並びにしたい。
誰もがそんな思いあると思います。
今回は若槻千夏さんを例に審美歯科分析を行ってみました。
若槻さんの歯が綺麗な歯並びに至るまでの分析やどのようにして治療できたかを個人的ですが一歯科医としての意見を述べさせていただきたく思います。
審美分析ポイント①歯の向き(歯軸)
(出典: http://wbcdragon.net/img/usr/151104183234545889.jpg)
まずは若い頃の歯並びです。これはこれで活発で元気のあるイメージがある歯並びですね。
自然で、よく見かけそうな歯並びです。
まずどこに注目すべきかというと歯の向きです。
『歯の向きってなに?』
って疑問に思うかもしれませんが、歯は大きく分けて頭部分の歯冠と歯茎の中に埋まっている歯根の2部構成になっています。
歯の埋まっている歯根の位置を想像してみてください。歯根と歯冠までを貫いた歯の軸を見ます。これを歯軸と呼びます。
これを踏まえて昔の若槻さんの写真に戻ると上の6前歯は外側に歯軸が向いているように見えます。外向きの歯並びに見えませんか。
(出展:https://www.instagram.com/wakatsukichinatsu/)
現在の写真は歯軸がまっすぐ下に伸びていて外向きになっていないことがわかります。
この歯軸の向きが一様になっていることが審美歯科治療には重要です。
それぞれの歯は平行ではなく5°8°0°の順で傾いています。
審美分析ポイント②歯肉の位置(ジンジバルレベル)
出展:http://lohaslove.ti-da.net/e2702013.html
こちらも一昔前の写真ですね。右側真ん中(中切歯)、二番目の歯(側切歯)、犬歯の歯茎の部分に注目してみてください。
二番目の歯(側切歯)は歯茎がのってて小さく見えませんか?
下がってて笑った時に側切歯の所だけ歯茎が見えませんか。
八重歯が特徴的な方は犬歯と二番目(側切歯)の歯茎の位置に差がよく認められます。
(出展:https://www.instagram.com/wakatsukichinatsu/)
上の写真だけでは断言はできませんが右上の側切歯の歯茎の部分が変わったように感じます。
つまり何らかの治療で側切歯の歯茎が変わったと予想します。
歯並びを評価する上で歯がはえる生え際の歯茎の位置をジンジバルレベルといい、歯茎を連ねた線をジンジバルラインと呼びます。
ジンジバルレベルは中切歯のところで高く、側切歯になると少し下がり、犬歯でまた高くなる
「high low high」
の状態がとても審美的と言われています。
歯科医は歯だけでなく歯茎もマネージメントしなければならないのです。
審美分析ポイント③スマイルライン
スマイルラインは以前のブログで説明したように人が笑った時に綺麗に歯が並んでいるように見える位置で歯を設計することです。
若槻さんの現在の写真ではスマイルラインでちょうど犬歯が下唇とわずかに触れ、歯のラインが上唇、下唇のラインに沿っているので審美的に作られています。
審美分析ポイント④歯の形(三角、まる、四角型)
歯を作る時に歯の形は大きく分けて三角形のテーパー、丸型のオベイド、四角型のスクウェアの3タイプがあります。
差し歯を作る時に、患者さんの顔の形や歯肉の暑さ、残存歯の歯の形などを参考にしてどのタイプにするかを決定します。
若槻さんの当初の写真では
オベイドのような丸みのある歯でしたが
(出展:https://www.instagram.com/wakatsukichinatsu/)
スクエアタイプの歯に変わっているように感じます。
若槻 千夏さんから探る!歯の治療法
治療の仕方は担当の先生の方針によって変わります。
治療プラン①ある程度矯正から補綴
矯正治療である程度歯を動かしてからジンジバルレベルや歯軸を整えて差し歯にする方法があります。
利点として歯をあまり削らなくていいこと。歯茎を足したり引いたりする治療をする必要が少なくなります。
今は裏側矯正やマウスピース矯正で歯を動かせるので仕事をしていても支障がありません。芸能人でも指原さんやマツコデラックス、NEWSの小山くんなどが矯正治療をされていますよね。
治療プラン②歯茎を足したり引いたりする歯周外科
歯茎が多いところは歯茎を削り、歯茎が少ないところは多いところから歯茎を供給する治療、歯周外科を行います。
歯が長く見える方は歯茎を足すことで短くすることができ、またその反対も出来ます。
歯茎の位置(ジンジバルレベル)を整えることで審美的な治療が行えます。
治療プラン③前歯6本、あるいはそれ以上。治療する歯を増やすことで審美比率改善
当初は2本だけの差し歯だったが審美的な比率はあまり改善しません。上の前歯6本を治療することで相対的に審美的な歯を作ることができます。
歯の比率、黄金比、スマイルライン、ジンジバルライン、歯軸、これらがシンメトリーにそして顔と調和できるようになります。
若槻 千夏さんから探る!歯のバランスのまとめ
今回はタレントの若槻千夏さんを例にして審美歯科治療についてお話しさせていただきました。
綺麗な歯並びになられて印象が昔のイメージと比べ変わりましたね。歯を治療することでイメージが変わることを再認識です。
審美歯科治療できになる方は是非歯茎の位置と歯の向きについて知っておいてくださいね。
ヴェリ歯科クリニックの歯科治療
虫歯で お困りの方へ |
歯周病で お困りの方へ |
インプラントを お考えの方へ |
矯正治療を お考えの方へ |
歯を 白くしたい方へ |
虫歯で お困りの方へ |
歯周病で お困りの方へ |
インプラントを お考えの方へ |
矯正治療を お考えの方へ |
歯を 白くしたい方へ |