巣鴨の歯医者「ヴェリ歯科クリニック」が発信する歯の知識

前歯が汚くなったら知っておきたい4つの治療法

 

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こんにちはヴェリ歯科クリニック院長の田島です。昔歯医者さんで治療を受けたのにふと歯を見ると

『前歯が汚い』『前歯に歯磨きでも取れないものがこびりついている』

なんてことないでしょうか。

今回は知ってほしい前歯が汚くなった時に知ってほしい4つの治療法についてまとめました。

前歯が汚くなる原因

そもそも前歯が汚くなるのは何故なのでしょう。いろいろな原因が考えられます。

原因は大きく4つに分かれます。

前歯が汚いわけは虫歯のせい

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前歯にポツポツと黒い点があったり歯の内部の虫歯が透けて歯が灰色のように見えることがあります。

虫歯が大きくなるにつれて歯に灰色の状態が鮮明になりやがて歯が欠けてきます。

前歯が汚いわけは昔のプラスチック治療のせい

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昔歯医者さんで前歯の虫歯治療をした時にプラスチックを歯に付ける治療を行います。

プラスチックで治療をしたところが数年たち色が変色したり、歯とプラスチックの隙間に黒い線が入ることがあります。

歯とプラスチックの間に入った黒い線は歯磨きで磨いても取れるわけではありません。

前歯が汚いのは変色歯のせい

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前歯が汚く見えるのは実は変色歯の場合もあります。変色歯とは本来の歯に比べて色がついた状態ではえた歯のことを言います。

母親のお腹に赤ちゃんが宿った時や授乳中に特定の薬物を飲んだりすると赤ちゃんの歯は変色歯になって生えることがあります。

それ以外にも生まれつき持ったものだったり子供の頃に歯をぶつけて歯の神経が死んでしまうと色が変わることがあります。

前歯が汚いのは汚れや着色のせい

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コーヒーやワイン、お茶をよく飲まれる方は歯に着色物がこびり付きます。歯磨きを念入りにしても着色を消すことは難しいです。

前歯が汚い時に知っておきたい3つの治療法

①あまり削らないで詰めるダイレクトボンディング法

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ダイレクトボンディング法は保険外治療で特殊なプラスチックを歯に付ける方法です。

保険治療で使われているプラスチックと比べ色や耐久性に強く変色しにくいプラスチックを使用し油絵のごとく下地を塗って治療する歯の色に応じて色を重ねて詰めます。

それにより色味に富んだ強度のあるプラスチックが歯につけられます。

②セラミックのコンタクトを貼り付けるラミネートベニア法

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虫歯や歯の治療した部分が歯の大部分を占める場合は歯の表面を一層削りコンラクトレンズのようになったセラミックをつける治療法がオススメです。

ラミネートベニア法はプラスチック治療を何度も受け歯が汚くなってしまった方にオススメな方法でセラミックの歯があることで歯に色がついて汚れることはなくなるでしょう。

③強度に優れたセラミッククラウン

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治療する歯に神経がなかったり、前歯の噛み合わせが強い方には強度のあるセラミックの差し歯がオススメです。

歯の周りを削りセラミック製の差し歯を付けることで歯に強度が生まれます。歯が割れることや詰め物が欠けたり剥がれることも少なくなり長持ちします。

最近では人工ダイアモンドのジルコニア製の差し歯もあるので歯を美しくさせるだけでなく差し歯がかけることもほぼなくなりました。

④汚れが着色の場合はPMTCクリーニング

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歯が汚れた原因が着色や汚れの場合はクリーニングで簡単に綺麗になります。

保険治療では歯石とりの一環として歯を磨いて綺麗にすることがあります。PMTCは歯についた着色を専用のクリーニング剤を使って着色を落とす治療です。保険治療とは違い回数に制限がないため何回でも歯を綺麗にします。定期的に歯の着色を取りたい方にオススメな方法です。

まとめ

前歯が汚いと思ったらまず歯医者さんに受診しましょう。前歯が汚くなってしまった原因によって治療法は変わります。

歯をあまり削りたくない方にはダイレクトボンディング法、歯をなるべく長く綺麗に保ちたい方にはラミネートベニア法、強度を重視したい方にはセラミッククラウンなどなど。

→まずは気軽に相談してみてくださいね。